<Header>
<Author: 白居易>
<Title: 中秋月>
<Format: 格式不明>
<Year: 1964>
<BookName: 漢詩大系  白樂天>
<Translator: 田中克己>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 中秋（ちゅうしう）の月（つき）>
<BookPage: 266>
<UsedPage: 1>
<Feature: 4>
<End Header>
<Poem>
萬里清光不可思，
添愁益恨繞天涯。
誰人隴外久征戍，
何處庭前新別離？失寵故姬歸院夜，
沒蕃老將上樓時。
照他幾許人腸斷，
玉兔銀蟾遠不知。
<End Poem>
<Translation>
万里を照らす月光にはそんな気はないが
人間どもにかなしみをいや増さしめて空のはてまでとどかせる。
隴山のかなたに永いあいだ征伐にいっている兵士
庭さきに出ていまや別れをつげているどこかの人。
寵愛を失ってさびしく美人が自分の部屋にかえってゆく夜
蛮人のとりことなった老将が故郷を見ようと高楼にのぼってゆくところ。
これらの多くの情景を月光は照らし出して見る人に断腸の情をおこさす。
月の中にいるといううさぎやひきがえるの知らないことなのだ。
<End Translation>